2026年2月17日〜23日に、第2回下北沢国際人形劇祭が開催される。

この人形劇祭のベースは、パンクで、フェミニズムで、反全体主義で、反権威主義(チラシより)
ほんとうに、こういう人形劇祭が日本で開催されることが嬉しい。

30歳以下2000円でチケットが買えたり、公演の感想を寄稿する代わりに演目を無料で鑑賞(交通費も支給)できるしくみがあったり、アーティストとご飯を食べながら直接交流する機会もある。
人形劇というものを特に若い世代に広め、凝り固まったイメージを変えていくぞという、人形劇人の強い力を感じる。

10月のプレビューイベントでは、パペットスラム(短編人形劇連続上演のフォーマット)の話もきけた。
チェコでは人形劇がイケてる人たちのいちばんイケてる表現として認識されているのに対し、アメリカではもうすこしアンダーで、クィアと結びつきが強かったり、抑圧された個人の私的な表現としての印象が強かった、という話も興味深かった。
人形劇が本来持っているような、抑圧された個人の声を表現する性質は、私が人形劇を愛している大きな理由でもある。

いずれにしても、人形劇はただかわいくてやさしいものというだけじゃないんだということ。

風刺があったり、社会的な問題を表現するのにも相性がよいことや、多様なモノとの関わりを通して、異質な他者と共に生きていくことーーそこにいのちそのものを感じられるようなーー超最先端で本質的な表現だと思う。

これからも、人形劇だからこそできることを、追求してみたい。



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PS:第1回下北沢国際人形劇祭のワークショップでつくった、サンドパペット(下画像)
2年ぶりの第2回下北沢国際人形劇祭開催にむけて、生まれ変わらせる(上画像)
去年なくなったおじいちゃんの部屋でつくっていたからか、おじいちゃんによく似てる。
人形の服は着なくなった古着を再利用。
帽子は人形サイズのクリスマスの帽子をつくりかえてみた🎄

おじいちゃんのお葬式も、ちょうど去年のクリスマスだったな...