10月1日
新幹線の中で食べる朝ごはんが好きだと思った。新大阪駅でカルネとオレンジジュースを買おうと思って家を出て、でも最寄り駅に着く寸前に、ミスドもいいかも!と思って駅前にあるミスドでエビグラタンパイとオールドファッションハニーを買った。
甘いドーナツとオレンジジュースを一緒に食べると、子供の頃を思い出す。新幹線は同じく内定式であろう学生たちでいっぱいで、みんな同じ服を着ていてもういやだった。
10時半に品川に着いて、日記本を渡すために幡ヶ谷の壁と卵へ。5ヶ月ぶりだったけどおふたりが暖かく迎え入れてくれて、わたしの本も受け取ってすぐ読んでくれた。就活で東京に来るたびにカベタマに来ていたので、内定の報告とともに本を渡すことができて本当にうれしかった。そのあとかけ足で内定式会場へ。同期は72人。全員分の自己紹介を聞いたのだが、みんなそれぞれに好きなものがあり、なんとなく自分に近いものを感じる子が多くて安心した。あと全体的に落ち着いた雰囲気の子が多い。懇親会でも気の合いそうな子と話すことができたし、なんとかやっていけそう。楽しみ。

10月2日
帰ってきて速攻バイト。体がだるくて、風邪を引いたかもしれないなと思いながら働く。おやつにSUNDAY BAKE SHOPのバナナマフィンを食べた。しみじみとうまくてコーヒーによく合った。

10月3日
昼まで寝たら治るかなと思って、13時まで寝たけどまだ風邪っぽい。昼は生姜を刻んで中華風の雑炊を作った。体がぽっかぽかになる。そのまま二度寝して少しスッキリしたので夜はバイト。ほどよい忙しさ。来店が重ならず、いいタイミングでオーダーが合ったので売り上げに対する疲労感が少なかった。いつもこれであってほしいけどそうはいかないのが飲食業。

10月4日
相変わらず風邪気味。風邪気味が3日続くとそれはもう風邪なのではないかと思う。朝はチャイを煮る。シナモンスティックとカルダモン、クローブ、黒胡椒、生姜、ナツメグパウダーを水から煮て、沸いたらアッサム茶葉、3分待って砂糖と牛乳を入れる。おいしくできた。カベタマで若鮎さんにプレゼントしていただいたショートブレッドも食べる。サクほろで塩がしっかり効いていてめちゃくちゃおいしい。これはお茶もいいけどワインと合わせたいかも。お酒好きな若鮎さんがチョイスしたのも納得だ。
ワイン屋バイトに行ったら他の2人も風邪気味だった。オーナーが賄いで鱈のサルサヴェルデを作ってくれてどれが染みた。これ食べたら治るらしい。

10月5日
お昼ご飯を作り、最後に胡椒をかけようとミルを下に向けたら、蓋がきちんと閉まっていなくて粒の胡椒をぶちまけた。その瞬間に、今日はぶちまけデーだな、と察する。その後バイト先のスタッフルームで飲み物の入ったコップを倒し、バイト中にも牛乳をこぼす。午前中に察しておけたおかげで、何回ものをこぼしても落ち込まなかった。
夜はなつきちゃんとロイヤル。新メニューのガパオライスを食べた。にんにくが効いていてひき肉がめちゃくちゃうまい。細かく切られてしなしなに炒められたほうれん草もうまい。大きめカットのライムがうれしい。目玉焼きのありえない美しさ。黄身が真ん中にきていて、白身のひらひらが可愛くて綺麗。

10月6日
歩いているときに金木犀の匂いがした。それがうれしくて隣を歩いていた人に言ったら、過剰に喜ぶでも全く興味がないでもなく、爽やかにそうだね、と言われた。風が吹いて花の香りを感じることができることの豊かさ。明日が誕生日のともだちにボイスメッセージを送る。コンビニでコロッケとお酒とアイスを買ったのに、そのどれも食べずに寝た。

10月7日
柴沼千晴さん『生活の観客』の「バターの味がするたまごはおいしい」という一文に心から共感する。
おやつでモスのワイワイセット。630円でドリンクとポテトとバーガーの全部を食べられる神の食べ物。バーガーを食べ終えて、紙の底に残ったソースと溶けたチーズをポテトで拭って食べる瞬間の何にも変えられない幸福感にうっとりする。
バイトまでの間、ベンチにあぐらをかいて脚にパソコンを乗せ、この日記を書いている。すれ違う人は誰もわたしが日記を書いているとは知らないだろう。パソコンで日記を書くのが一番しっくりくる。